コラム

輸入、輸出、国内販売の消費税は全く異なります。納税額の算出方法を解説。

輸出、輸入、国内販売の消費税の納付額は、どのように算出されるか解説します。

販売元、販売先の違いで消費税も全く変わってくるので、知っておくと便利です。

基本的な考え方

消費税の納税額は、「売上に関わる消費税」から「仕入れ等にかかわる消費税」の引き算で求めることができます。

消費税率を10%とすると、式にすると以下のような感じ。

(納付額)=(売上高×10%)ー(仕入れ高×10%)

 

なぜこのような式になるか、イメージ的には以下のように理解すればいいです。

販売するときの売上金の中には当然、消費税を含んでいます。売上高の消費税分を消費者から預かっている訳です。税込みで売るわけですから。

しかし仕入れるときは、消費税分を支払っている訳なので、逆に販売者側に税を預けている訳です。

よって、上のような引き算をすると帳尻が合うので、引き算をして算出された金額を消費税として収める訳です。

 

では、輸出、輸入、国内販売の消費税はどのようになるのか、比較してそれぞれ解説します。

国内(国内仕入れ、国内販売)の場合

このケースでは、先程説明したように、

(納付額)=(売上高×10%)ー(仕入れ高×10%)

つまり、

=(売上高ー仕入れ高)×10%

とすればわかりやすいですね。売上と仕入れの差分の消費税率を収めるという感じです。

 

しかし輸出入の場合は少し変わってきます。

輸出(国内仕入れ、海外販売)の場合

このケースでは、売上にかかる消費税は0%となります。

消費税は国内の消費に関わるものなので、海外の人からは消費税は徴収しないのです。

ここが大きく違う所。売上に関わる消費税は0%となります。

しかし、仕入れるときは、消費税を払っていますから、

(納付額)=0ー(仕入れ高×10%)

マイナスの値になります。

つまり、逆に消費税を支払うどころか、還付して貰うことができるのです。

 

消費税の還付申請をすれば、仕入高の10%分を受け取れるのです。

これが、輸出の隠れたメリットです。

つまり、消費税が上がるのは輸出業者にとっては都合がいい側面があるのです。

 

僕も輸出をやっていますが、毎年数百万単位で還付金が入りますが、なんかボーナス的な気分です。

僕は昨今の消費税、増税傾向は、実は、強大な輸出企業の自民党へのバックアップがあるのではないかと睨んでいます。日本はトヨタや日産などの、輸出企業の存在が大きいです。ここでは詳しく書きませんが、何か裏がありそうな気がするのです。

それくらい輸出は消費税制度に対しては有利なのです。

輸入(海外仕入れ、国内販売)の場合

このケースでは、海外の仕入れに対しては消費税がかかりません。

仕入れるときは、免税になります。

そうすると、計算式は

(納付額)=(仕入れ高×10%)ー 0

となり、つまり、仕入れに対して10%の税金を収めなければなりません。

これ、中々大きいですよ。

 

他の物販に比べて、収める消費税が多いです。

例えば中国などから安く仕入れることができて、結果、利益率が良くても、その反面、消費税で結構もっていかれます。

ここは注意ですね。

まとめると

輸出が最強ですね。

あくまでも、消費税のことだけを考えるとです。